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清水の視点ここに注目!

東電の経営破綻は日本経済の破綻を象徴している2011年9月 9日

3月11日の東日本大震災以降、福島第一原発を巡る東電の迷走は目を覆うばかりのものがあります。初期活動が遅れたために被害が拡大し、大量の放射線や放 射線物質が大気中や海中へと流出したことは明らかなのにもかかわらず、居並ぶ経営陣からは、本気の謝意やアクションが観られませんでした。現在も経済界か ら聞こえてくる「原発の補償は国家責任」という大合唱にのって、ふるさとを失った避難民や出荷できなくなった農作物、その他あらゆる経済活動の補償を真摯 に行おうという姿勢は観られません。

日本経済で最も優秀と言われた企業経営者たちがこの有り様なのです。これは、霞が関を頂点とする巨大ピラミッド(大護送船団方式)に守られた日本国の姿だと思って間違いありません。つまり自堕落な東電の姿は、そのまま近い将来国家破綻する日本国の姿なのです。
そ の証拠に、震災後の4月、東電は償還のための社債(7000億円)を発行しようとしましたが、金利が上がりすぎて発行ができませんでした。東電には5 兆円の社債があると言われますが、その金利が1%でも上がれば、負担は500億円にも登り、経営を圧迫するからです。とはいえ、償還社債が発行できなけれ ば、東電はデフォルトしてしまいます。
困った政府は、これを日銀に引き受けさせました。
この姿は、市場に過剰な国債が溢れた現在の日本経 済そのものです。国と自治体で合わせると2000兆円にも膨れ上がった巨大債務は、日本国債の金利を上昇させます。東電には日銀という「ホワイトナイト」 がいましたが、日本国にはそんな英雄は控えていません。あっと言う間に経営破綻して、国民の資産を根こそぎ奪っていくのです。

東電の姿こそ、日本国の姿である。そのことを肝に銘じて、東電に関するニュース等に敏感になっていただきたいと思います。